メルセデス・ベンツ@グランフロント大阪

梅田貨物駅の横に新しくできたという噂の、グランフロント大阪に行ってみた。

何も考えずに、普通のジャージでBD-1に乗って、淀川サイクリングロードを走って行ってしまったわたくし。みんなおしゃれしていてビビる。そういうとこなのか。
どうやら、1階にあるメルセデス・ベンツ コネクションで申し込むと試乗ができるらしい、ということを現地で知った。

ということで、つい申し込んでしまいました。ジャージなのに。


試乗した車は、メルセデス・ベンツ CLS550 ブルーエフィシェンシー シューティングブレーク


割とかっこいい。


最近スタイリッシュになってきたとはいえ、個人的にはあまり気に入らないデザインの多いベンツだが、CLSクラスの曲線だけは美しいと思える。そしてワゴンモデルのシューティングブレーク、自転車が積めるのだ。ステーションワゴンなんて言わないんだぜ。シューティングブレーク。貴族が休日に狩りに行く馬車のことですわ。気取ってますなあ。
ともかく、私としては唯一、興味のあるベンツである。


地下駐車場には試乗用のベンツがズラリと並ぶ。AMG(大排気量エンジンを積んだチューニングモデル。とても高い)も普通に何台もあって、こんなのが気軽に試乗できるのか、と驚く。


ドアをあけて、レザーシートに座り込む。おぉ、座りやすい。いかにも長距離運転しやすそうだ。
ハンドルのチルト・テレスコピックも含め、ポジション調整はかゆいところに手が届く感じ。ベストポジションを出しやすい。


エンジンは、4300ccのV8エンジンだが、ごく静かに、ジェントルにスタートする。するすると進み、するすると坂を登り、地上に出た。ディーラー曰く、
「あ、車間距離開けてくれたら踏んでみていただいて結構ですよー」

いやいやいや、梅田駅前のGWの混んでる道で、V8エンジンの車のアクセルなんか踏めますかいな。
…でもちょっと踏んでみる。

もりもりっ。間髪を入れず後頭部を押された。あぁ、このトルク。もうこれ以上踏めない。でも片鱗はよく分かる。この車重の車が、こんなに軽々と、しかも静かに…。


さて、車はまさに電子装備の塊という感じである。
まわりじゅうにミリ波レーダーかなんかがついてるようで、死角に車がいると警告するし、アダプティブクルーズコントロールは当たり前。普段ギアとかがついてるところには、上下左右に操作できるデバイスがついていて、デジタルに色んな機能をいじれるようである。頑張ってB&O(!)の超高級オーディオを、Bluetoothで音楽再生してみたが、所詮Bluetoothオーディオでは何もわからない。

ディーラーは、
AMGがお勧めですよ、V8ツインターボエンジン! 速いですよぅ。あ、このボタン押すとサスが硬くなって、このボタン押すとスポーツモードになるんですよぅ」
とか、いちいち乗り心地が悪い方へと誘導しようとするんだけどもうどうしよう。

わざわざ乗り心地を悪くして乗る車じゃない気がするし、必要十分な動力が付いてれば、この手の車は3Lそこそこの静かなエンジンでいいんじゃないのかなぁ。あとAMGは一度乗ってみたい気はするけど、500馬力オーバーは…そうね、名神での加速勝負とかに使うんでしょうかね…(←嫁に怒られるパターン


2周ほど街中をグルグルと走らせて、駐車場へ戻り、リアゲートを開け閉めしてみると、なんとこの車リアゲートが自動で閉まるオプションがついていたのである。へー、すごい。
でもリアゲートが自動で閉まる機能ってどういう時嬉しいの!?(笑) 騙されんぞ。


後席をたたまなくても十分広い荷室。

というわけでまぁ良い車でした。
試乗を終えてアンケートに答えていると、併設のカフェで妻がコーヒーとドーナツを買ってきた。ドーナツはベンツのエンブレムの形に模様が入っていて、450円


「え…ドーナツ一個450円…高っ!」と思わず口走ってしまったが、思えば1200万円の車を
さくっと買える人は450円のドーナツをいちいち高いとか言わないよな。まったくお恥ずかしい。呵呵。



今週のお題「2013年のゴールデンウィーク