ダチョウ王国に行こう(1)

千葉県は袖ヶ浦にフリーダムな動物園、ダチョウ王国があります。そこに3月、仲間と行ってきました。


今回は人数が多いので、大きなレンタカーを借りた。10人乗りの「ハイエース グランドキャビン」である。
サイクリングをやっている関係で、大きめの箱バンを借りて運転することは多い。だから慣れているつもりだったが、レンタカー屋で見て少々尻込みしてしまった。この車は…でかい。普通のハイエースよりも横幅は一回り大きく、運転台も高い。車内は10人乗れる三畳ぐらいのスペースがあり、4列シートで通路まである。ふふふ。これ運転するのか。世間を睥睨(へいげい)しながら運転するのも悪くないかも知れない。


実際に運転してみると、非常に楽だった。随所にミラーが付いており、死角をカバーしてくれるので車体感覚はそこらのミニバンより掴みやすい。だが狭い西東京の道では緊張する。センターラインとガードレールまで各10cmぐらいしかない。そんな運転でみんなの待つ都心へ。
運悪く小雨が降っていて、路面はウェット。後楽園から本郷への坂でアクセルを踏むと、

「ギャギャギャッ」

と後輪が空転(!)して、進まない。あーびっくりした。

この車、FR(前にエンジンを積んで後輪で駆動する)なので、後ろに人がちゃんと乗っていないと、駆動力が地面に伝わらないわけですな。しかもエンジンは3000ccの比較的ハイパワーなエンジンだしね。ちなみにこれでも燃費は12km/Lぐらいで優秀だ。素晴らしい。

さて、人を乗せて首都高へ。今度は空転しない。乗用に作られているだけあってサスペンションも柔らかく、疲れないのは素晴らしい。引き合いに出して悪いが、750kg積載の貨物車で、後ろでベンチみたいなシートを出して乗っているとひどく乗り心地が悪いのよね。後輪は板ばねしかついてないし、「後席シートベルト義務化」なんて言われてもベンチにシートベルトなんてついてないんですけど! みたいな。

ただ、車内が広すぎて、運転していると後席の会話がさっぱり聞こえないのが残念だ。人数が少なければ、もっと小さい車でわいわい行くのが楽しいだろう。

そんな一行を乗せて車はアクアラインへ向かっていった。

…はっ!!
こんなに書いたのに現地にさえ着いてない! 今回の要旨は「ハイエース大好き」でした。
がーん。(続く)