北海道プリウスドライブ(2)

次は網走を通ってジンギスカン。通りがかりの看板で見かけた「網走原生牧場」へ。
これはダチョウ王国臭がする。なんていうかB級の観光地的な。
山羊とかラクダとか、馬とかウサギとかがいる中、ダートの道を登る。500mぐらいのところで駐車場があったので停めた。
で、遙っっか向こうに食堂?らしきものが見えるが、そこまでなぜか草原の中を歩く。歩く。歩く。遠い。
今回のドライブは目的地のすごく手前に車を停めちゃう、という焦らしプレイを様式美として行う参加者がいたせいで、妙にウォーキングが多かった。延々歩いて着いてみたらそこに駐車場あったし! ジンギスカンは安くておいしい。


帰りは朽ちかけたフィールドアスレチックスで遊ぶ。誰もいないのをいいことにはしゃぐ、いい歳した大人。しかし危険遊具っぽいものが多くて怖い。特にロープウェイの遊具。スピードが出すぎるせいで、ストッパーのタイヤにぶつかってから体が半回転して怖い。いやーこれマジで怖い。
大人が遊ぶから危険なのかも知れないが、スピードは子供でもあんまり変わらないんじゃないかな…力学的には…(^^;;


▲右: この空中にいる遊具はどうやって遊ぶのかな?

で、やめればいいのに別の方向から例の遠い駐車場に帰ろうとして延々と遠回りする。
牧草地を突っ切って、パークゴルフ場にでてしまう。2kmぐらい遠回りした。まぁ、集団なのでわいわいとハイキング気分でしたけどね。

で、浜小清水原生花園ハマナススカシユリ、エゾカンゾウナデシコカラスノエンドウ。自生している花畑だから決して派手ではないが、春夏の花が咲き乱れていて美しい。眺めのいい砂丘を散歩して海へ。
売店ではツブ貝の串が250円であった。醤油味のしみた焼きたてだ。


運転を交代しつつ、国道をはずれたマイナーな直線道を「ウナベツ温泉」へ向かう。

斜里あたりの直線道も、中標津とかに負けず劣らず雰囲気があっていいんだよなぁ。
ウナベツ温泉は一軒だけの温泉施設。pH 9.1ぬるぬるで、狭いが暖まる。夏の盛りとはいえ、ここは20度にすら達しない寒さなので、暖まるのが嬉しいのだよ。

さて、今日の宿は、とほ宿「風景画」だ。麦畑の丘の上にある、素敵な木造の一軒家だ。
宿に着くと、ご主人が言うことには

「今サクラマスが遡上していて、滝をどんどん飛び越えているんですよ、是非見てきてください」

ということで、見に行く。1車線のダートを走る(後輩に走らせる)こと1km。
雄大な滝にマスがすごい勢いで跳躍しつつ挑戦している。1m以上ある高低差を魚が跳んでいる、って考えてみたらすごいこと。魚と比べたら人間なんて遙かに大きいのに、垂直跳び1mはなかなかできないものね。
写真を撮るが、シャッタースピードを優先していると写真のS/N比が悪くなってしまうな。残念。

夕食は質も量も十分でおいしい。鮭のムニエルとかきのこのリゾットとか。ビール片手に幸せな時間。