平等院鳳凰堂

昼過ぎに家を出て、自転車で瀬田川沿いを飛ばしていく。
瀬田川宇治川に、最後には淀川に繋がるわけで、川沿いに25kmも走れば宇治につくのだ。

琵琶湖はあんなに広いのに、出口の瀬田川は途中から渓流になる。奥多摩湖畔を走っているような、あまりアップダウンのないワインディング。奥深い緑の山だ。32km/hぐらいをキープしつつ、くねくねと走る。ちょっと交通量が多いのが玉に疵だな、このコースは。交通量まで奥多摩並じゃなくてもいいんだけどな。

最後ダムを過ぎてちょっと下ると宇治。有名な平等院がある。
入口はアルミとアクリルを使った現代的なデザインになっていて、およそ国風文化の代表建築の入口とは思えない。けどかっこいいから許す。鳳凰堂は以前の記憶より少し小さかったが、バランスの取れた優美な建築であることよ。回廊がとてもいい。

そして最後の宝物館。鳳凰堂内部の、阿弥陀如来を囲むように雲に乗って飛び回る菩薩の像が50体くらいあるのだが、半数はここに展示されている。なんだか異質な空間というか、お迎えが来た気分というか。藤原氏が描いた浄土の一片を感じることができる。

さて、帰りは県道と国道で山科回り。車が多すぎてあんまりおもしろくない。こんなことなら、来た道を戻ればよかった。

片道25km強を往復で2時間、行きは32km/hで帰りは25-30km/hぐらいだった。


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