しまなみ海道再び(本編)
せっかく四国に来たので、晴れた休日にしまなみ海道に行くことにした。もともとこばけん氏と行く予定だったが、前日の焼肉パーティーに行ったら自転車乗りの同期がさらに2人釣れたので、今回は4人で本州を目指すことに。しかしたまたま座った焼き肉屋のテーブルで5人中4人がステキな自転車を持ってるってのはすごい割合だった。
スポーツサイクル組3人は、まだ暗い6:30に松山を出発、国道を今治へ走っていく(松山→今治55km)。途中から海沿いに出て、なかなか気分がいい区間もある。とはいえ、だいたいは海も見えない道をひたすら25km/hぐらいで走ってたんだけどね。コンビニが少なすぎて、なかなか休憩しようと言い出せないまま、一同ストイックに走り続けた。
今治からはレンタサイクルのこばけん氏を拾って、快晴の瀬戸内海を橋で渡っていく。島々の木が色づいていて、蒼穹と紺碧の海に紅葉という、思いもしなかったような絶景が展開する。いやーこれはすごい。写真を見てくださいな。
来島海峡を渡った先の大島は、アップダウンがある上に大きく、けっこう骨があった。その後伯方島で、有名な「伯方の塩」を使った塩ラーメンと塩アイスを食べて休憩。日が高くなってきた大三島、生口島のあたりは暖かく、まさにサイクリング日和。
途中、生口島にある平山郁夫美術館で休憩しつつ日本画を鑑賞。このあたりでだいぶ右のふくらはぎが痛くなってきた。まだ100kmちょいしか走ってないのに。まったくなまったもんだ。
↑平山郁夫美術館の紅葉もなかなか。
↑向島の砂浜。雲が出たせいでよけい凄い風景に。
↑因島大橋。本日のベストショット(^-^;
しかし、ゴールを目前にしてT内氏がまさかのハンガーノック。しかしすばらしいことに、この島は至る所においしいみかんの露店があるのだ。一同、むさぼり食う。水分と糖分とビタミンCをものすごい勢いで補給する。みかん農家の厳しい現実を語ってくれる露店のおばあちゃん。ごめんなさい、一同いっぱい食べたけど300円分しか食えませんでした…これじゃ儲からないよな。
さて、向島から尾道は渡し船だ。映画「さびしんぼう」など、数々の映像作品に出てきた尾道水道。人は100円、自転車は10円。安い。距離の短い方の渡船は60円であった。束の間の船旅を楽しんだ先はすぐに尾道駅だ。
日が暮れるまでは、尾道の街を楽しむことにする。ロープウェイで山に登り、坂の街と島々の織りなす夕景を堪能。
…そういえばロープウェイ、3人がけの席×4つで12人乗りだったんだけどさ。すでに全部の席にカップルが座ってたのね(2人×4)。仕方ないので俺ら男4人は空いてる4つの席に分散してお邪魔しましたよ(1人×4)。ふ。楽しいデートに汗臭い人が失礼した感想はいかがかな? ふ。(泣
↑夕暮れの尾道水道を望む。
日が暮れたあとは尾道ラーメン「一番館」で角煮ラーメン大盛り+ご飯+餃子をむさぼり食う。さすがに130km走ったからね。このくらい食べてもいいでしょう。スープはさらっとした醤油味で、これに濃厚な角煮が加わるとちょうどよいおいしさ。旨かった〜。
帰りはバス&電車輪行。FELT乗りのU野氏が、なんと輪行袋を持ってないという。必殺ゴミ袋輪行を試そうとしたら、駅の近くでは大きいゴミ袋が手に入らない! 仕方ないので新聞紙+小さいゴミ袋でごまかすという未曾有の自体に。新聞紙とゴミ袋をガムテープでべたべた貼って包むと、どんな高い自転車もゴミにしか見えないね! いやー恥ずかしいね!(ぉ
そんな落ちが付いたところで今回は終了。瀬戸内は海も青空もきれいだ。つい全部の写真を大きいサイズでアップしてしまったぐらいだ。そしてきまぐれ企画に参加してくれたみんな、ありがとう!
こっちに滞在しているうちに、またどこか行こっと。今度は西の方かな?