青山高原へ行こう

梅雨の晴れ間。平日に重ねたカロリーと言う名の罪をそそぐべく、高原へドライブに出かけた。
もちろんドライブするだけじゃ脂肪は減らないので、ランニングシューズを持っていく。自転車を持って行ってもいいけれど、高原を足で走ると、時間の割に満足感が得られるのさ。

目指すは青山高原三重県の標高7〜800mくらいの山である。

名阪国道を走り、一般道を登って行くと、風車が並ぶ素敵な尾根筋に出る。高原と言うよりは尾根。
伊勢湾どころか、渥美半島まで見えるのだ。

右も左も眼下が見下ろせて、大変気持ちが良い。

巨大な風車群は、風切り音をさせながらぶんぶん回っていて、その間を走る。

6kmほど走って車に戻り、今日も次の目的地、温泉を目指すことにした。

目指すはメナード青山リゾート。以前も滋賀から行ってすごくよかった、化粧品会社のやってるリゾートだ。伊豆にあるDHCのといい、こういうやつには外しがない。まぁ、温泉ならではの風情を求めるなら他にいろいろあるわけだが。

さて、ここは「青山」とついてるけど、青山高原からは20kmも南下したところにある。いつもどおり、アルファロメオで峠道に入っていく。


で、いつもどおり、幅員減少

県道755号線、この先どうなってしまうやら。


ええ、皆さんの期待通りですとも。


あーあ。横で妻が大笑いしている。

お楽しみのようだが、運転者はいつもどおり困っているのですよ?


道は細いどころか路面が腐葉土みたいのに埋まっていて、ブレーキを踏むとスリップしてABSが動作する。こえ〜。


しかも落石と、台風で垂れ下がった木の枝がちらほらある。


当然ガードレールはなく、左は崖。

窓からは道が見えず、奈落の底が…



妻「あ、滝があるよ! すごい」
うん。その滝つぼに落ちないように、脱輪に気をつけながら走ってるんですよ。喜んでる場合じゃないんですよ。


もう何年もこういう冒険ばっかりしていて、気がつけば今日みたいな道や、
こんな道や、

こんな道ばかり通っているわたくし。


さすがに分かってるのですよ。アルファロメオでやることじゃないって。
車幅が1.7m以上あって、回転半径が5.5mもあって、オイルパンの位置が低いアルファじゃなくて、

そうだなぁ…

車幅は1.5m以下で、せめて5m以下の回転半径で、最低地上高が高くて、なんかあっても軽くてトラクションがかかりやすいやつが、いいんでしょうね。


はい、それはジムニーです。または四駆の軽トラです。正直ベストでしょうよ。困ったねぇ。

車の趣味と、つい迷いこむ道との乖離が大きすぎる場合はどうしたらよいのだろう。一度ジムニーに試乗してみるべきだろうか。


追記:
あ、温泉リゾートには泥水と腐葉土にまみれた車で無事到着し、楽しんできましたぜ。北側から入ればそんなひどい目には合わないので、オススメです。