キャンピングカー紀行(4)

さて、爽やかな朝。峠を攻めるVTECエンジンの甲高い音に起こされる。目が覚めたところでS2000が駐車場に入ってきた。
フルオープンである。この寒い11月に1300mの峠で。まぁね、夏はクソ暑いし、冬は長いこと凍結してしまうし、オープンカーで高野龍神スカイラインを楽しめる期間って割と短いのかもしれないね。

相変わらず揃えてある靴は見ないことにして、昨日買っておいたコンビニ飯を食べて出発。もうあとは紀伊田辺を目指すだけである。
この70kmもただひたすらにくねくねしていただけだった。長かった。以前自転車で走った時よりも精神的に長い距離だった。


で、3日かけてアドベンチャーワールド到着!!
あとは、ペンギンのヒナの画像でも貼っておくので適当に癒されてくださいませ。


はーい、では左右の確認。いくよ〜

右!

左!

右!

生存戦略!

790gです。


はい。ちょっと途中に変な帽子の女が混じりましたが、そんな感じ。

そんなわけで、きっと何者にもなれない僕等は、京都へと帰っていったのだった。
なぜか帰りに飯を食った市場で同僚+その彼女に出くわしたりしたが。

最後の帰路は高速。
帰り、テントむしをレンタカー屋に返した後、名残り惜しくてつい振り返ってしまった。いつの間にか愛着が湧いたのかもしれない。


テントむしは、動力的にギリギリなのを除けば、なかなかよいキャンピングカーだった。トレーラーとか大きなキャブコンとかもいいけれど、私のように山に分け入っていくことが多い人にとっては、最小限のサイズで小回りも効くテントむしは、いい選択かも。小さいのも秘密基地みたいで楽しい。これにサイクルキャリアとシンクと、100V電源をつけたら完璧だな。ベース車はハイゼットのマニュアルモデルか(これなら5速で高速もそれほど辛くない…んじゃないかな?)、サンバーのターボ…ってもうサンバーは生産終了なんだっけか。惜しい。
あとは、トイレが必要かどうかは諸説あるところだ。簡易トイレはつけられるけど、部屋が狭いとトイレにいるみたいな気分になってしまうかもしれないから。ま、非常用につけておいてもいいけどね。
機会があったら、みなさんも借りてドライブに行ってみよう!

おまけ:たれぱんだ