青山高原サイクリング

妻「脚力を鍛えたいのでヒルクライムをしたいと思う」


ほう。何の心境の変化ですか。その意気やよし。


で、車で名阪国道を飛ばし、BD-1Bromptonを持って三重県青山高原にやってきた。青山高原はメナードの温泉もあって、気に入ってるのだ。
あまりに激坂だったり上り下りが連続したりすると、どうせ恨み言を言われるのはわたくしなので、「ルートラボ」で予めルートを引いておいて、妻の同意は得ておく。途中に数km、結構きつそうなところはあるけれど、まぁ特に文句言ってなかったしいいだろ。


というわけで出発。
今日は山頂スタートで、一旦下ってから渓流沿いの道を登り、頂上ゴールするというコースだ。獲得標高は700mぐらいだろうか。

デポ地。空が広い! 秋はいいね。

さーて下る道は、と。

せんせい、これですか。無理! ルートラボはダートと舗装路を区別して表示するべき!

で、しょうがないので遠回りし、県道と国道をひたすら600mほど下る。


下った先の山里はとても気持ちよく、ひだまりにコスモスが咲いていた。


弁当など食べつつ、平和に走って坂の上り口にたどり着いた。
そう、さっきも書いたが、渓流沿いの道である。川沿いは、川以上の斜度にはなかなかならないので、そこまで酷いことには…



と思ったが。

横は絶壁! ガードレールなし!



崩落!



悪路!


うーんこれは酷い。斜度は10〜18%ぐらいのがずっと続く。


妻「これ、リカンベントトライクで来てたら落石で底打ってたねー。最低地上高がもう少し無いと。でもあれは激坂でも途中で止まれるし、欲しい」


と、リカンベントトライクでヒルクライムに臨みたい発言をしてたので、この人ヒルクライムで変な脳汁が出てるんじゃないかと思いつつ、
崖から落ちないようにそろそろと走っていく。


ちなみに、知らない人がいたらアレなので説明しますが、リカンベントトライクというのはこういう自転車。

最近huck氏が買ったので、この前見せてもらいに行ったのだ。
自由が丘の高級住宅街を変な自転車で疾走する様子。さすがである。(右を走ってますがここは一方通行なので一応セーフ(?))

ちなみにこれは阿倍野橋あたりを走ってるカウンタック

なんか共通したアレを感じるのは俺だけか!? むしろ前者のほうが珍妙…(ぉ
まぁ嫁が買うのは止めませんよ。だって面白いし!



それはさておき。
峠付近では、発進もままならないような激坂になってしまった。これはちょっとブロでは無理ですな。

写真に写ってるガードレールのついた橋が水平なので、斜度が分かるというもの。


尾根まで1km、押して到着。

もう日暮れが近いが空は広く、ススキの原が揺れる平和な高原に出た。


そして、茂みの間からはタヌキがこちらを見ていた。



どうにか走り切ったが、まぁ酷かったですな。青山高原には、地図で一番太く書いてある県道で登るべきですね。
皆さんも秋の一日、山に行ってみてはいかが?