雪のお通夜

大雪の東京でお通夜。会場にたどり着いたのは、身内含めて6人でした。(TT


で、坊主はというと。

【数日前の打ち合わせ】

住職の嫁「以前から檀家さんとしてお付き合いも長いですし、その時の約束ですので3人(住職と嫁、息子、いずれも僧侶)で伺います」

父「はぁ、そうですか」

住職の嫁「住職は30万、嫁、息子それぞれ20万、計70万になります」

父「はぁ、そうですか」

葬儀屋「練馬で葬儀をやりますので池袋に3人分宿をとってください(坊主は山梨の田舎から出てくるのだ)」

私「分かりました」

→家族だから3人部屋でいいだろうと、じゃらんで予約。

住職の嫁「あのー、息子は住職のいびきに耐えられないと申してますので、一度キャンセルして2人+1人に分けてください。必ず禁煙でね」

私「はぁ…」

住職の嫁「あと、練馬から池袋に電車で行くのはあれなので、タクシーを手配してください」

私「え…はい…」

住職の嫁「あと、息子は大学の友だち(?)と用事がありますので、お通夜の後の会食は遠慮させていただきます。」

父「はぁ…」

葬儀屋「お寿司3人前手配してもらってたのは、1人前×2に変更ですね」

父「はぁ…(嘆息)」


【当日】

住職の嫁「山梨から新宿まで出てきたので、練馬までタクシーで行きます」

私「は? この雪の中を!? 新宿から練馬まで?」

※ちなみに新宿から練馬までは、とても雪に強い都営大江戸線という地下鉄が走っております。

→案の定、2時間半くらいかかって参列者を待たせまくったあげく到着、法事終了。

住職は昔から病気で体が麻痺してるので、歩くだけで精一杯。だからタクシーをと言っているんだろうが、法事の途中もほとんどプルプル痙攣してて、読経は息子と嫁ばっかし。座ってプルプルしてると30万かい。150円やるから代われと。


住職の嫁「本日は遅れてすみませんでした。」

住職の嫁(?)「(葬儀屋に)雪で濡れて替えの足袋が無いので用意してください。これは遺族が用意するべきものです」

葬儀屋「え…?」

私「え…?」

住職の嫁(?)「あと、池袋の宿までタクシーを手配してください」

葬儀屋「いや、雪で今つかまらないんです…」

私 (新宿からここまで来て参列者を待たせておいて、まだ懲りてないのか)

住職の嫁(?)「じゃあ、葬儀屋さんの送迎車でいいです。池袋まで送って」

葬儀屋「スタッドレスじゃないので申し訳ありませんが…」

住職の嫁(?)「それならやっぱりタクシーを手配してください」

葬儀屋、大通りまで流しのタクシーを呼びに行く。この雪の中流しのタクシーなんか走ってねーよ。



はぁ…ぬけぬけとよくもまあ。
明日も、というかいずれ当主を継いだらずっと、あの厚かましい坊主に頭下げないといけないのか。


静かに故人を悼みたいのに、苛立ちでこっちがプルプルしてしまいそう。
明日もタクシーで来て遅刻したら、さすがに怒っていいよね?