実家の車
今、実家に車がない。
下駄代わりに一台買った方がいろいろ便利なのではないかと、父と相談。(ってほどシリアスでもありませんが)
私「買い物とか灯油買ってくるとかだし、ワゴンRでもあれば十分だと思うけど」
父「うーむ。父さんはルノー・5がいいな。南フランスに留学していた頃の思い出の車だ。お前もルノーなのだろう」(ググればわかりますがボロいです。私は好きですが)
私「ルノー・5! そんな30年前ならそれでいいけど、今じゃエンスー車(熱狂的な傾奇者が買う車)ですよ。15年前のイタ車ですら維持するのあんなに大変だったのに…」
まぁ、60過ぎてルノー・5を乗り回すオヤジは渋いと思うけれどね。
父「それならば、シトロエン2CVがいいな。俺がフランスに留学していたときはどこでも走っていた」
私「悪化しとるわ! この前(フレンチブルーミーティングで)見たときだけでも、2CVはドアのノブが動かないとか、ラジエターグリルやウインカーが外れたりとか、なんかもうボロボロでしたよ。ウインカーを点灯させるのがギリギリのオルタネーター出力しか無いらしいですよ。相当愛がないと、というかファーストカーにするのはどのみち無理でしょ…」
父「じゃあフィアット500〜」
私「新型だよね?」
父「旧型じゃいかんの?」
私「冬場5分以上エンジンがかからないのを間近で見てたことありますよ。あとギアが"R"に入ったまま抜けなくなったりするようで(以下略」
父「じゃあ新型の500にしようか。たまに500で温泉、いいじゃないか」
なるほど、ミニや500やビートルの新型は、こういう議論の妥結点としても有効なのですな。
誰に似たのか、やはり男の浪漫な車がいいらしい。