京の錦繍を歩く

いつの間にか秋が過ぎ、暦は冬になった。

今年はいろいろありすぎて若干虚脱気味だが、京都の西山へ出かけよう。紅葉の季節だもの。

妻に声をかけると、「歩道がある、とか山里を散歩、とかいうけどそれってまた東海自然歩道をワシワシ歩くんでしょ? もうだまされない」とのことだが、まぁその通りなので、最初からアウトドア装備である。子供は抱っこ紐で一緒だ。


毎年必ず来ている、大原野 金蔵寺(こんぞうじ)からスタート。今回は阪急の東向日駅からタクシーで来た。
金蔵寺から東海自然歩道を歩いて、善峯寺(よしみねでら)へ抜ける3kmほどのコースだ。
今年は紅葉が少し早く、落ちるのも早い印象がある。色づきはなかなか良い。当たりかもしれない。


手水に沈む紅葉。

山門の彩りが好きだ。

干し柿

鮮やかに色づく。偏光フィルターの効果も少しはあるけれど。

イチョウもまた、美しい。

山道へ出る。

妻「週末京都の紅葉散歩ってこういうヤマノススメじゃないと思うの」

大原野は葬送の地。

散る前に輝く葉、というのがまたいい。

誰もいない道端にすすきが揺れる。

途中から道は舗装路になり、程なくして激しい下りが始まった。

降りた先はまた紅葉の山。

善峯寺の境内に入ったが激坂は続く。宅急便が転がり落ちそうだ。

帰りは向日町の駅まで阪急バス。高槻の西武で普通に買い物をして、飯を食って帰宅。
今年も良い紅葉に出会えてよかった。割といい写真がとれたのも満足!