3.ダム、そして豪雨

午後は天気が微妙らしいので、近くの忠別ダムに行くことにした。


原生林を登ること15キロほど。巨大な堤体が現れた。なんとここ、左(写真手前)がロックフィル、右(写真奥)が重力式コンクリートという変な構成のダムで、実に興味深い。

ダムカードをゲットし、おやつの余りを資料館で食べて、息子は資料館のおもちゃコーナーで遊んでいた。すごいなここ。ダムの施設で、じゅうたん上で子供のおもちゃがあるとは。




他には、忠別川水系のダムの有り無しを模型で体感するおもちゃが。雨を降らせたり、ダムの建設前後を比較するために一度ダムを決壊させる実験とかもできて、とてもいい。親子3人で楽しめるダム資料館なんて、初めてだ。

そこに一人、スーパーカブでダム女子が登場。ダムカードをもらいながらIC レコーダーになにやら録音している。ぶつぶつ言っててちと怖い。リアルなダム女子ってこんな感じだろうか…



今日の宿は中富良野。いやあ、雨予報のはずだったのに、全然降らなくてよかったね、と車で町に戻り始めると、小雨がぱらついてきた。やがてそれは強まり、道を濡らし、水たまりを作り、さらに強まり、強まり…おいおい。

バケツをひっくり返したような雨になった。車はすごい水しぶきをあげながら、まっすぐな道を平然と60kmで走っているのだが、燃費計を見ると、ちょっとした丘の登りで6km/Lとかなっていて値がおかしい。もしかして、滑ってる!? FFだから登りでトラクションが抜けてるのか? それにしては余裕で直進してるのは、電子制御が介入してるからなんだろうなあ。速度を落とさねば。


そう内心で思いつつ、雨に驚いて号泣する息子をなだめながら20km走って宿に着いた。よく見るとリアワイパーが折れてる。自転車キャリアと干渉しないように止めていたはずだが、バックするときにオートで動いちゃったみたいだ。



夕食はジンギスカン、そしてサッポロクラシック。うん、今日一日で満足しましたわ。息子がいい子に戻ってよかった。本当に。