キャンピングカー紀行(2)

さて、そんなわけで軽キャンパーで東京を出発し、一路八王子へ。そこから道志みちでまず山中湖へ向かう。

あ、行き先は和歌山なのだが、まさか現代版東海道五十三次などやらないぞ。静岡のR1バイパスを延々と走っても別に楽しくないもの。


道志みちは山伏峠へ向けてくねくねと標高を上げていく。正直普通の車にとっては大した峠じゃないんだが、まぁ登らない登らない。
そして制限速度にすら達することのできないこの車に襲いかかる圧倒的な遠心力。7, 80km/hでコーナリングしてるようなすごい横Gがかかって必死だが、気がつくと後ろに車列ができている。

山の上の方は紅葉していて美しい。山中湖も今がピークだったようだ。

山中湖から御坂みちへ。甲府に抜けて小淵沢、茅野と抜け、茅野から杖突峠へ登る。この峠は1速全開で登りっぱなしの険しい峠。
まぁ昔自転車で登ったときはそんな酷かった記憶はないんだけど…(ぉ

そして下った先の高遠で、温泉。何も考えずに行ったらpH 9.6というアルカリ性で、妻には不評だった。

高遠から伊那を通りさらに権兵衛峠を越えて、木曽へ。今日は富士、赤石山脈木曽山脈と越えた。このテントむしで。


着いた先は御嶽山の麓、長野県の王滝(おうたき)村。すごく広くて、すごく山の中にある村だ。
ここで一日目の夜が来たので、寝ることにする。

地元の物産品売店の駐車場の端をお借りして一泊。誰もおらず、トイレはありえないほど清潔。
ぐっすり眠れた…はずだが、夜中〜朝に獣の鳴き声と、ガサゴソと走り回る音が聞こえていた…(続く)