北海道プリウスドライブ(0-1)

「北海道、行きたいんですけどね…」
そう言って苦笑する人達が多い。行きたいから何なのか。
休みが確保しにくい? そうですよね。そりゃ分かるわ。
でもまぁ、そこをどうにかすればあとはどうにかなるんじゃないの。
まずはチケットをクリック。そこから始めましょう。というかそれでだいたい終わりだと思うんだが…

さて、自転車、鉄道、スキー、徒歩…いろいろな移動方法をとって北海道を旅行してきたけど、意外とやってなかったのがドライブ。今回はドライブの話でもしましょう。


まず今年の話をする前に去年に遡らねばならない。

博士課程も最後の年、毎日酷いストレスに苛まれていた7月。私は突然ひらめいてニッポンレンタカーのページをクリックした。ANAでもJALでもなくレンタカーであった。海の日の前日夜から東京発着3日半。予約したのはプリウス

さぁこれでちょっと北海道でも行ってくるかー。

なんでANAのサイトでクリックしなかったの、と言われると、うーん。今では何でだったかよく覚えてないんだけど。

そしたら研究室の仲間が4人ほど釣れたので、金曜日に研究が終わったあと22時頃からいきなり北海道を目指して走り始めたのである。借りてきたプリウスは新車であった。これから北海道まで往復して3日で2700km走ろうとは、酷い客である。エクストリームスポーツの始まりである。

あ、そうそう。客観的な日記は同期が↓に書いてくれました。mixiのIDがある人はどうぞ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1228408590&owner_id=23147853

首都高に乗り、東北道へ。青森からのフェリーの時間に間に合うべく、助手席でタイムシートを見ている後輩に
「今、15分余裕があります」
とかナビされつつ深夜の高速をひた走る。夏の夜は霧が出る東北道、峠も多く決して楽ではない。

驚異の燃費で朝に青森到着、そこから今はなき高速船「ナッチャン」で函館へ。
同行者SaultySugar氏の提案で、函館のユニクロで全員お揃いの「プリウスTシャツ」(企業コラボのやつ)を購入し、それから一行は「チームプリウス」となった。大沼を通り、森駅でいかめしを食べ、洞爺湖を通ってとほ宿「ゆき・ふる・さと」へ。

楽しく飲み会をした翌日には北竜のひまわり畑をサイクリングしたり、富良野のラベンダー畑を楽しんだりと、割とベタではあるけれど道央の夏をエンジョイしたのだった。ベタではあるのだが、唯一他の人と違うところは、我々が練馬ナンバーのプリウスで、一晩で自走してきたことであった。

そんなタフな我々だったが。
しかし、真の恐怖はそのあとだった! (続く)