夏のロマンチック街道ツーリング250km (3)〜オランダ編

…ってもうロマンチック街道じゃないけど、まぁいいや。オランダサイクリング記です。


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オランダは変な国でした!

ドイツからアウトバーンを600km飛ばし続け、着いたのはフェンロー。そこからオランダの高速をさらに走り、アイントホーフェンに到着した。オランダでしばらく暮らしていた妻はいろいろと素敵なところを紹介しようとしてくれるのだが、出発地のアイントホーフェンは何かと治安が悪い。

・妻「ここは私がよく行ってたスーパーマーケット」
→おっさんがスーパーの目の前の街中で激しく立ちションをしている。

・妻「ここは当時住んでた近くの教会」
→海坊主みたいな酔っぱらいが絶好調なテンションで、素敵な大聖堂に向かって激しく立ちションをしている。周囲には不届き者を記念撮影するギャラリーまで出る始末。


下に不届き者がいるが、写さなかった(ぉ

・妻「でね、ここがサイクリングロードのスタート地点なんだけど」
→あのー、なぜか標識にTバックがセットされてるんですが…

疲れて宿に行き、TVをつけると男同士がぶっちゅぶっちゅキスして結ばれる(でも死ぬ)ドラマのラストシーンが流れて、二人してショックを受ける。さすがオランダ。

それはまぁいいとして。


一泊後、また自転車を取り出して北の街、’s-Hertogenbosch (セルトーヘンボス)に向かうことにする。そもそも地名の最初がアポストロフィーから始まるってどういうこと? 近くの街は’tから始まってたり。ンジャメナみたいな。

さて、今日も変なモノや素敵なものがいっぱい見られるだろうか。

出発したとたん、12羽の野ウサギに迎えられる。

仔ヤギ、仔馬、いっぱいいる。


可愛らしい。ようやくオッサンや下半身と関係の無いアイテムが刻まれ、脳も癒され始めた。


この辺の景色は、北海道よりもさらに北のイメージ。

森と水と湿地帯の0m地帯がずーっと続くような感じで、ドイツのような圧倒的な広がりがあるわけではないが、坂もなく冷涼で、走りやすい。

石畳はなかったので走りやすかったが、フラットダートやぬかるみは割と存在する。ロードレーサーでも行けないことはないが、一部走りにくいかもしれない。

今日のコースは50km弱だが、よく整備されたサイクリングロードのおかげでそれほど時間がかからない。ドイツから持ってきたリンゴや、買ってきた丸パンなどをかじり、順調に進んでいく。

途中には変わった乗り物がいっぱいいた。もともと普通の自転車も変な自転車も多いオランダだが、それに加えて…どのくらいみんな知ってるかしら。

マイクロカーCANTA LX。他にもフランス製のAIXAMとか走ってた。

変なゴミ収集車。昔のバモスみたいだね。

アルファ146。日本では正規輸入されなかったアルファロメオ。145のセダン版。

原動機アシスト自転車、モペッド。ベロソレックスかな? なんとフロントエンジンです。

↑これさ、欲しいと思ったんだけど4%以上の坂が登れないらしいのよ…さすが平地の国。
トゥクトゥク(三輪タクシー)といっしょにツーリングしてました。

そして、アクの強いデザインの電車。


水戸岡鋭治デザインを思い出す。


そんな感じで湿地帯を抜けていくと…


到着地のセルトーヘンボスはすごく雰囲気のいい、昔の街並みが残る都市でした。街全体が東京駅みたいな感じ。


新しい建物もあるけれど、馴染んでいてとてもよい。


やはりこの'sから始まるのには慣れないものだ(^^


このあとアイントホーフェンまで鉄道で輪行して戻り、車でマーストリヒトへ。マーストリヒトも、とてもいい街だった。

教会を改造した高級ホテルでディナーとか食べちゃったりして。今日のカロリーも余裕で+です。

この教会が、中は↓こんなホテルになってる。


おまけ:
これがマーストリヒト名物、「hoge」だ! 一部のプログラマーとかアレゲな人には大人気だ!



ほげほげ。