偏西風の渡島半島(帰路)
朝起きるともう、筋肉痛でバキバキだ。昨日タンパク質リッチな夕食にしたつもりだが、回復は追いつかなかったな。
朝食では松前漬けが出た。そうか、ここは本場だ。いくらの醤油漬けも歯ごたえがあって美味い。
3日目になってそろそろ汗臭いジャージに我慢して袖を通し、8時過ぎに走り出す。
今日の峠越えは1つだけ。あとはずっと平坦、とナビは言っている。朝日に輝く海を眺めつつ、涼風に吹かれてペダルを回す。なんと幸せなことよ。
海沿いルートを福島町まで20km、そこから峠の登りが始まる。6%でずっと登るのだが、どうしようもなくきつく感じる。きっと脚の筋肉が断裂しまくりなのだろう。インナーローで行くしかない。
たったの160mアップを一所懸命登り、峠のトンネルに着いた。セイコーマートのメロン大福とやらで一服。下れば知内(しりうち)の市街のはず。
調子良く走って行くと、右から新幹線の線路が現れ、知内駅が…と思いきや、駅は跡形も無くなっていた。同じ場所にある道の駅しか残っていない。
鉄道の駅は廃止され、新幹線の信号場になってしまったとのこと。実際立派な新幹線線路ができていた。今まで家すらまばらだっただけに、違和感を感じる。